ヘラクレスの塔 スペインの大西洋岸。紀元1世紀、古代ローマは「世界が終わるところ」とされたこの海辺に、石造りの塔を建てました。 地の果てまでも巨大帝国の領土である証。この灯台は、現在も高さ55mの壮観を残し、海に光を投げ続けます。 アフリカのコロッセオ チュニジアの小さな町エル・ジェムには、世界第3位の大きさを誇る古代ローマの巨大な円形闘技場が聳えます。 当時の威容をよく残し、地下にはグラディエーターや猛獣たちが死闘の時を待った控え室まで、姿を留めています。 古代ローマの穀倉地帯 遙かアフリカに壮大な闘技場が建てられたのは、チュニジアが帝国の穀倉地帯として栄え、巨万の富を得たからでした。 主な作物のオリーブは、現代もこの国の特産品。大規模農場から素朴なラクダの油搾りまで、古代の記憶は今も。 人類史上空前の帝国「古代ローマ」に迫るスペシャル。 後編は、ヨーロッパからアフリカまで、地中海世界全域に及ぶ壮大な版図を巡ります。 スペインの大西洋岸では、古代ローマが築いた灯台が、いまも現役で海を照らしています。 アフリカ・チュニジアにはローマのコロッセオにも匹敵する巨大な円形闘技場が。 地の果てまでも領土を広げ、進んだ文明を伝えた古代ローマ。その証は各地に残り、今なお息づいています。